CLIQには3種類のキーがあります。
- プログラミングキー
- ダイナミックキー
- ノーマルユーザーキー
プログラミングキーはシリンダー施錠・解錠することができません。
シリンダーを開けることができない赤いキー。
なぜそのようなキーが存在するのか。
最初にお話ししたように、CLIQはキーを中心としたセキュリティソリューションです。
システムが直接シリンダーの開閉をコントロールするようなことはしません。
シリンダーとシステムはあくまでオフラインです。
(その為、シリンダー側にはネットワークの配線や電源の設置は不要です)
主役がキーであり、キーを中心として機能するセキュリティソリューションです。
その主役としてそれぞれのキーに役割が決められています。
プログラミングキーはCLIQ Web Managerサーバーとの交信を可能にする必要不可欠なキーです。
シリンダーを施錠・解錠することはできませんが、ダイナミックキーやシリンダーやキーの機能を書き換えることができます。
たとえば、No1というシリンダーを開けることのできるキーをシリンダー側で設定するとか
何かの悪意で使用されないよう、キーのブラックリストを作成してシリンダーにアップロードする。
- 他の2つのキーの有効期間を設定する。
- キーの保持者を登録する。
- シリンダー内部に記録されたaudit trail情報をダウンロードする。
といったような物理的な機能キーではなく電子的な機能キーと言えます。
一番最初にお話したマスターキーシステムデザインを思い出して下さい。
マスターキーシステムデザインは頂点に王様GGMK(Grand Grand Masterkey)
のキーが支配する階層構造を構成します。
プログラミングキーはCLIQ の頂点を支配する王様のキーです。
一般の仕事はしません(シリンダーの開閉など)
Managementするキーなのです。
ダイナミックキーは動き回れるキーです。
解錠できるシリンダーグループを交差して自由自在に開けられるシリンダーの組み合わせを登録できます。
3500個のシリンダーもしくは3500組のシリンダーグループの登録、または3500までの特定シリンダーとシリンダーグループの組み合わせを登録できます。
ノーマルユーザーキーは特定のひとつのシリンダーグループの中施錠・解錠が行えるキーです。
ダイナミックキーのようにグルーピングされたシリンダーを交差して自由自在に開け閉めできるキーではありません。
ただしダイナミックキーのように登録できるシリンダーの数に制限はありません。
特定のシリンダーグループ内であれば1つのカギで沢山のシリンダーを開け閉めできます
ところで従来の物理的なマスターキーシステムでは、上下方向しかマスターキーを組めません。
横のマスターキーシステムがあればもっと便利になると思いませんか。
それをCLIQはアクセスプロファイルという形で実現させます。
簡単に言ってしまうと、マスターキーシステムを縦横無尽に組み合わせができるキーの作成です。
といって何でもかんでも自由気に設定して危なくないかという声が出ると思います。